パワポが重くてメールで送れないとき|画像を圧縮しても減らない場合

パワポが重くてメールで送れないとき|画像を圧縮しても減らない場合
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この記事に出てくる言葉
  • ppi … 画像のきめ細かさを表す単位。数字が小さいほど粗くなる代わりに軽くなる
  • 埋め込み … 書体や表のデータを、パワポのファイルの中に一緒に入れて持ち歩くこと

結論:減らないなら、圧縮が効いていないか、犯人が画像以外か

「図の圧縮」を一番低い解像度でかけても減らないなら、圧縮が効いていないか、容量を食っているものが画像以外かのどちらかです。

相手が見るだけなら、PDFにして送るのが一番早く終わります。
押す場所は次の節にあります。
中身を直してもらう相手には使えないので、その場合は下の切り分けへ進んでください。

最初に見る場所(番号は下の「手順」と同じです)

先に、ファイルのコピーを作る。
エクスプローラー(フォルダを開く画面)でファイルを右クリック→[コピー]、続けて右クリック→[貼り付け]。
これから触るなかには、元に戻せない操作があります。

見る場所分かること・注意
1. [ファイル]→[情報]に[メディアの圧縮]があるかあれば動画か音声が入っている。1本で数十MBから数百MB。押すと画質が落ちる(戻し方は手順1)
2. 画像を1枚クリック→[図の形式]タブ→[図の圧縮]「この画像だけに適用する」のチェックが付いたままだと、1枚しか圧縮されない
3. 写真を切って使っているか切り落とした部分と、明るさや色を変える前の控えがファイルに残る
4. Excelの表やグラフを貼っているか見えている範囲だけでなく、そのブックが丸ごと入っていることがある
5. [ファイル]→[オプション]→[保存]の「ファイルにフォントを埋め込む」付いていれば書体のデータが入っている。外すと軽くなるが、相手の画面で書体が入れ替わることがある

最後に、上書き保存してから大きさを見る。
ファイルを右クリック→[プロパティ]→[全般]タブの「サイズ」。
保存するまで容量は変わりません。
数字が動かないなら、その手は原因に当たっていません。まだ試していない番号へ進んでください。

減る量は原因で桁が変わります。
画像なら8〜9割、書体の埋め込みなら数百KBから数十MB、動画なら数十MBから数百MBです。

相手が見るだけなら、PDFにして送る

パワポのファイルが重いままでも、送るのはPDFなので関係ありません。

中身を直してもらう相手には使えません。
アニメーションや動画を見せたい場合も、PDFでは動きません。
当てはまるなら、この節を飛ばして下の「手順」へ。

[ファイル]→[エクスポート]→[PDF/XPS ドキュメントの作成]→[PDF/XPS の作成]。
保存の画面に[最適化]という2択があります。

  • 標準(オンライン発行および印刷)
  • 最小サイズ(オンライン発行)

[最小サイズ(オンライン発行)]を選ぶとPDFは軽くなります。
ただし書体が入れ替わることがあり、その直し方としてここを[標準(オンライン発行および印刷)]に設定するよう案内している回答があります(Microsoft Q&A)。
[最小サイズ]を選んだら、できたPDFで書体が入れ替わっていないかを必ず確かめてください。
確かめ方と直し方は、パワポをPDFにすると文字が別の書体になるに書いてあります。
確かめられないなら、[標準(オンライン発行および印刷)]のままにします。

写真はPDFの中にも残るので、どこまで小さくなるかは作ってみるまで分かりません。
何MBになるかの数字は、今回見た範囲では見つかりませんでした。

できたPDFを右クリック→[プロパティ]→[全般]タブの「サイズ」で大きさを読みます。
収まっていれば、この記事の残りは読まずに済みます。

手順

どれも元に戻せない操作を含みます。上のコピーで進めてください。

1. 動画・音声を圧縮する

[ファイル]→[情報]→[メディアの圧縮]。
このボタンは、動画や音声を入れたファイルにだけ出ます(Microsoft、初心者のためのOffice講座)。

圧縮すると、メディアの品質に影響が出る場合があります。
[元に戻す]ボタンで戻せますが、戻せるのは前回の圧縮の分だけです。

押すと品質の選択肢が出ます。
新しいバージョンでは[フル HD(1080p)][HD(720p)][標準(480p)]の3つです。
メールに添付したいなら[標準(480p)]を選びます。

選んだ時点で圧縮が始まり、終わると節約できた容量が画面に出ます。
そこに数字が出ていれば、動画が原因だったということです。

2. 画像をまとめて圧縮し直す

画像を1枚クリックすると、リボン(画面上部のボタンの帯)に[図の形式]タブが出ます。
[調整]グループの[図の圧縮]を押します。
バージョンによっては[書式]タブという名前です。

開いた窓の「この画像だけに適用する」のチェックを外します。
外したら、下の表で解像度を選んで[OK]、そのあと上書き保存します。

相手にしてほしいこと選ぶもの
メールで送って画面で見てもらう電子メール用(96 ppi)
会議室のスクリーンに映すWeb(150 ppi)
印刷して配る印刷用(220 ppi)以上

約62.7MBのファイルが、Web(150 ppi)で約4.9MB、電子メール用(96 ppi)で約1.4MBになった記録があります(へるぱそねっと)。

上書き保存したあとは、落とした画質を元に戻せません。
印刷して配る予定があるなら、96 ppiまでは落とさないでください。

会議室で映すなら発表者用のメモがスクリーンに映るときも見ます。
先に作ったコピーを残しておけば、そちらから作り直せます。

ここまでやっても減らないなら、理由は次のどれかです。

減らない理由どうするか
元の画像がもともと粗いそれ以上小さくできない。選べる項目も限られる(プラウド)
画像がイラスト形式(EMF・WMF)で入っている圧縮の対象外。PNGやJPEGにして貼り直す(マネーフォワード クラウド)
圧縮しない設定になっている[ファイル]→[オプション]→[詳細設定]の「イメージのサイズと画質」で「ファイル内のイメージを圧縮しない」のチェックを外す(Microsoft)

3. 写真に隠れているデータを捨てる

[図の圧縮]の窓の中に「図のトリミング部分を削除する」があります。
ここにチェックを入れてから[OK]。
押したあとは、切った部分を戻せません。
あとで構図を調整する予定があるなら、ここは触らないでください。

明るさや色を調整した画像の控えも残ります。
[ファイル]→[オプション]→[詳細設定]→「イメージのサイズと画質」の「編集データを破棄する」にチェック。
Microsoftのサポートページが容量削減の手として挙げていますが、破棄すると編集前の状態に戻せなくなります。

4. 貼り付けたExcelを図に変える

大きなExcelファイルを使うとサイズが大きくなる、とMicrosoftのサポートページにあります。
見えている範囲だけでなくブックが丸ごと入るからです(TschoolBANK)。

先にExcelで同じ範囲をコピー。
スライド上の表やグラフを1回クリックして選び、Deleteキーで消します。
パワポで右クリック→貼り付けのオプションから[図]。

図にすると、パワポ側で数字を直せなくなります。
数字がまだ動くなら、この手は使えません。

5. 書体の埋め込みは、送り方で答えが変わる

[ファイル]→[オプション]→[保存]。
「このプレゼンテーションを共有するときに再現性を保つ」の下に「ファイルにフォントを埋め込む」があります。

ここを外せば軽くなります。
ただし、相手のパソコンにその書体が入っていないと、別の書体に入れ替わります。
相手のパソコンの中身は確かめようがないので、入っていない側で考えます。

送るもの相手にしてほしいことこの設定
PDF見る・印刷するまずPDF側で書体を守る。守れていれば外してよい
.pptx(パワポのファイルそのもの)そのまま画面に映してもらう外さない。「プレゼンテーションで使用されている文字のみを埋め込む」を選ぶ
.pptx中身を直してもらう外さない。「すべての文字を埋め込む」が要る。いちばん重い

PDFで送るなら、書体が守れたかどうかはパワポをPDFにすると文字が別の書体になるの[フォント]タブで確かめられます。
確かめてから外してください。

.pptx のまま送るとき、相手の画面での見た目を送る前に確かめる方法は、今回見た範囲では見当たりませんでした。
自分のパソコンには書体が入っているため、自分の画面では崩れないからです。

増える量は、数百KB〜数MB(マネーフォワード クラウド)から12個の書体で58MB(Qiita)まで開きます。

ファイルを小さくする以外の手

上限の目安は、Outlook.comやGmailなどのアカウントで20MB、会社が用意するExchangeでは既定10MBとMicrosoftのサポートページにあります。
メールに載せるとデータが約1.33倍に膨らむため、実際に添付できるのはこれより小さいファイルです(Sky Tech Blog)。
社内あてなら、情報システムの担当に上限を聞くのが早いです。

ZIPにまとめても、ほとんど小さくなりません。
.pptxはもともと中身をZIPで固めた形式だからです。
1.49MBのファイルをZIPにして1.43MBにしかならなかった記録があります(まるおかディジタル)。

残るのは、ファイルを置いてリンクを送る形です。
Microsoftも、上限を超えたらOneDrive(オンラインの置き場)などに置き、そのリンクをメールに貼るよう案内しています。
相手にパワポのまま中身を直してほしい場合は、これが現実的です。

確認した範囲

  • Windows版を前提に書きました。押す場所と数字は、Windows版の画面の話です
  • 手順1の[メディアの圧縮]はMac版とブラウザ版では使えません。Macでは手順1が成り立ちません
  • Mac版の画像の圧縮は[ファイル]メニューから選ぶ形で、ブラウザ版では使えないとMicrosoftのサポートページにあります
  • [元に戻す]が前回の1回より前までさかのぼれるか、「ファイル内のイメージを圧縮しない」の初期値は、今回見たページには書かれていませんでした
  • 添付できる上限は契約や社内の設定で変わります。数値はMicrosoftのサポートページに書かれている既定値です

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