会議の録音を文字にする|Windows 11に入っているものだけで無料でどこまでできるか

会議の録音を文字にする|Windows 11に入っているものだけで無料でどこまでできるか
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録音は取れています。止まっているのは、そこから先です。

  • 録音ファイルを読み込む場所が見つからない → すぐ下の箱を見てください
  • Wordで試したら、途中から進まなくなった → 「月300分まで」の節へ
  • 文字にはなったが、直す量が多い → 「マイクの置き方」の節へ(いま出せる音の直し方もあります)
  • 会社の音声を外に出していいのか分からない → 「音声をパソコンの外へ送る前に確かめること」の節へ

録音がまだパソコンに来ていない場合、すでにある録音を文字にする方法は使えません。そのときはWindowsキー+Hの節へ。

この記事に出てくる用語
  • キャプション … 字幕のこと。画面に出る文字
  • トランスクリプト … Wordでの文字起こしの呼び名

結論:録音ファイルは、Windows 11に最初から入っているClipchampで文字にできます

今すぐ試すこと

この方法は、音声がパソコンの外に出ます。
公式に、マイクロソフトのクラウドで処理すると書かれています。
社内の決まりを先に確かめてください。送ったあとで取り消せません。

  1. タスクバーの検索欄で「Clipchamp」を探して開く(最初から入っています。無ければMicrosoft Storeから)
  2. Microsoftアカウントでサインインする(個人または家族のアカウント。会社から配られたアカウントで入れるかは、会社の契約と管理者の設定によります。入れなければ、この方法は使えません)
  3. [マイメディア]から録音ファイルを読み込む(音声だけのファイルで構いません)
  4. 読み込んだファイルを、タイムライン(素材を並べる帯)にドラッグ アンド ドロップする
  5. [キャプション]タブを開いて、自動キャプションをオンにする
  6. 文字起こしの言語を選ぶ
  7. [メディアのトランスクリプトを作成する]を押す
  8. 違う単語をダブルクリックして直す(聞き取れなかったところは、空欄ではなく、それらしい言葉で埋まっています。
    文章として通っているので、読んだだけでは分かりません。数字・日付・金額・人の名前・決まったことは、元の録音で聞き直してください)
  9. [キャプションのダウンロード]で .srt として保存する(メモ帳で開けます。中身をWordに貼れば整えられます)

保存されるのは字幕のファイルです(動画を編集するソフトなので)。
話した順に短く区切られた文が並ぶので、議事録に整えるのは読む側です。

ここまでで文字になったなら、この先は読まなくて構いません。

崩れていないことと、合っていることは別です。 これはどの方法でも同じです。

Windowsキー+Hは、これから話す言葉を文字にする機能です

よく紹介されるのがこの方法です。
ただし公式ページの冒頭は「話すことでPCにテキストを入力できます」で、要件も3つです。

  • インターネットに接続していること
  • マイクが動くこと
  • 文字を打つ場所にカーソルがあること

録音したファイルを読み込む手順は、このページに書かれていません。
同じページに、アプリの再生など、スピーカーから出た音は自動的に抑えられる、とも書かれています。
録音をスピーカーで流して聞かせるやり方は解説記事の定番ですが、公式のこの説明とは食い違います。

録音が手元に来ないときは、この機能に使い道があります

会社の電話や支給されたスマホだと、録音が手元に来ないことがあります。
そのときはWordなど文字を打つ場所にカーソルを置き、Windowsキー+Hで開いて、要点を自分の口で入れます。

無料には2種類あります。パソコンの中で終わるものと、外に送るもの

線は、無料かどうかでもAIかどうかでもありません。
その音声がパソコンの外に出るかどうかです。

方法音声がどこで処理されるか
Windows 11のライブキャプションパソコンの中で終わる
Windowsキー+Hの音声入力マイクロソフトへ送られる
Clipchampマイクロソフトへ送られる
Wordの文字起こしマイクロソフトへ送られる。録音は自分のOneDriveに残る
外の文字起こしサービス各社のサーバー

無料でも、外に出るものは外に出ます。

音声を外に出せないとき:ライブキャプションは、その場で読むための機能です

拾うのはマイクの音だけではありません。パソコンを通る音そのものが対象です(公式に「PC を通過するすべてのオーディオ」とあります)。
だから、録音を再生しながら画面に出せます。上のWindowsキー+Hとは別の仕組みです。

Windows 11のバージョン22H2以降で、Windowsキー+Ctrl+Lで開きます。
初回は同意を求められ、言語のファイルを落としてから使えます。
音声認識の対応言語の一覧に日本語が入っています。

公式には、音声もキャプションも端末から離れず、マイクロソフトと共有されない、と書かれています。
ただし生成されたキャプションは端末にもクラウドにも保存されない、とも同じページにあります。
画面の文字を手でコピーできるかは公式に書かれていないので、
1時間の録音なら、流しながら要点を打つ作業になると見ておいてください。

会社でMicrosoft 365を使っているなら、Wordにも文字起こしがあります

Wordの[ホーム]タブで[ディクテーション]の下向き矢印を押すと、[トランスクリプト]が出ます。

項目公式に書かれていること
読み込める形式.wav / .mp4 / .m4a / .mp3
言語対応する一覧に「日本語 (日本)」がある
話し手Speaker 1・Speaker 2 と自動で分かれ、あとから名前に置き換えられる
1つの文書につき文字起こしは1つだけ。新しく作ると前のものは画面から消える(貼り付け済みの分は文書に残る)

音声はマイクロソフトへ送られます。
録音そのものは、自分のOneDrive(クラウドの保存領域)の[トランスクリプトされたファイル]に入ります。
処理後に保存しないと公式が書いているのはサービス側の話で、自分のOneDriveの録音は消すまで残ります。

月300分まで。契約によっては、ボタンが見当たらないことがあります

上限は、アップロードした音声について月の合計で300分。Copilotのライセンスがあると月30,000分です。

注記には「商用テナント」でのWindows版のWordだけ、とあります。
会社の法人契約のことですが、どのプランまで含むかは書かれていません。

一方で同じページの説明は、OneDriveの個人用と法人用の両方に触れています。
会社の契約と自分の契約で違うのかどうかは、公式の記述からは決められませんでした。

見当たらないときの切り分けは、WordやExcelにCopilotが出てこないときにあります。

これから会議を開くなら、Teamsの「字幕」と「文字起こし」は別のものです

公式に、Teamsでは字幕(キャプション)は保存されないと書かれています。
あとで読み返したいなら、文字起こしのほうを使います。

会議中は[その他のアクション]→[レコーディングと文字起こし]→[文字起こしの開始]。
あとから落とすときは、チャットで過去の会議を開いて[まとめ]→[トランスクリプト]→ダウンロードの横の矢印。

落とせるのは .docx(Wordの文書)か .vtt(字幕の形式)です。
既定では開催者と共同開催者が落とせます。ほかの人に許可できるかは、会社のIT管理者の設定によります。
保存先は開催者のOneDrive。会議中の文字起こしはデスクトップ版だけです。

うまくいかないとき

症状見るところ
ファイルが弾かれる対応している形式か。Wordなら .wav / .mp4 / .m4a / .mp3。Clipchampは動画の形式だけ名前が挙がっていて(.mp4 を含む)、音声は「さまざまな種類のオーディオ ファイルを追加できます」とだけあります
日本語にならないClipchampは始めるときに言語を選ぶ画面が出る。1つのファイルにつき1言語
途中で止まる・進まない月の合計に当たっていないか。Wordならアップロード分で月300分

長い録音で止まるとき

まず短い録音を1本入れて、そちらが通るか見ます。
短いほうが通るなら、原因は長さです。Wordなら上の表の月300分。
Clipchampはどこで止まるかの数字が公式にありません。
通らないときは、1回の上限が長いサービスを選ぶ形になります。

それでも止まるときは、AIが「制限に達しました」と出たときを見てください。

直す量が多いときに、先に効くのはマイクの置き方です

各社が公式に出している正確さの数字には、条件が添えられていることが多いです。
雑音のない場所で、話し手に近いマイクを使った場合、という形です。

直す量を減らすのに先に効くのは、道具を替えることではありません。
マイクを話し手に近づけて、雑音を減らすことです。
ただし、これは次に録るときの話です。
すでに録った音声なら、Clipchampの[ノイズ抑制]で背景の雑音・ハム音・エコーを減らせます。
タイムラインの音声を選び、右の[オーディオ]タブで[ノイズ抑制]をオンにします。
ただし、これを掛けると文字起こしの直す量が減る、と書いた公式ページは見つけられませんでした。

無料で足りなくなるのは、この3つが重なったときです

  • 1回の録音が長い
  • 誰の発言かを分けないと議事録にならない(Wordの文字起こしが使えるなら、そちらで分かれます)
  • 要約まで自動でやりたい、あとから探せる形で残したい

1つだけなら無料の範囲で回せることが多く、重なると回りません。
枠の切れ方も、1回の長さ・月の合計・登録からの通算の3通りがあります。

音声をパソコンの外へ送る前に確かめること

冒頭のClipchampも、Wordの文字起こしも、ここに含まれます。
最初から入っているかどうかと、音声が外に出るかどうかは、別のことです。

  1. 社内に、外部のサービスを使ってよいかの決まりがあるか確かめる
  2. 決まりが無ければ、その録音を社外のサーバーへ送ってよいか、自分で判断できるか
  3. 判断できないなら、パソコンの中で終わる方法にとどめる
  4. 送り先が、音声をどこに置き、いつ消し、学習に使うかを公式に書いているか見る
  5. 参加者に、録音していることと、外へ送って文字にすることを伝える

4で見るとき、会社概要とプライバシーポリシーだけでなく、利用規約まで開いてください。

3に当たった場合、すでにある録音を外に出さずに全文を残す方法は、Windowsに最初から入っているものでは見つけられませんでした。
ライブキャプションで再生しながら画面に出し、要点だけ自分で書き取る形になります。
これから開く会議なら、Teamsの節が行き先です。
分からなければ、情報システムの担当か上長に確かめてください。

紙の書類で同じ線をどう引くかは、紙の書類の文字起こしはAIかOCRかに書いてあります。

今日そのまま試せる無料の枠と、先に詰まるところ

どの制限で先に詰まるかの順です。数字は2026年9月に公式ページにあったものです。

  • LINE WORKS AiNote … 月300分、1回60分。1時間の会議が1本通る。ただし無料のプランは、録音した音声を性能向上に使う場合があると公式の規約にある
  • toruno パーソナル … 累計で3時間。1回の記録は3時間まで。無料から自動で有料に変わることはない、と公式が明記
  • AutoMemo … 月1時間。無料だとデータが7日で見られなくなる
  • RecCloud … 1回20分まで。回数は同じページの中で「1日1回」と「毎日2回」の両方が書かれている
  • Notta … 月120分あるが、1回3分。1時間の会議は入らない

無料かどうかと、音声の扱いの厳しさは別のことです。
ただし上のAiNoteのように、有料にすると扱いが変わると書いてあるものもあります。

選ぶときに見るのは、この3つです

やりたいこと見るところ
1時間の会議を1本そのまま通す1回あたりの上限が60分以上あるか
短い打ち合わせを何本も文字にする月の合計が多いか
音声を学習に使われたくない使わないと公式に書いてあるか。または、その扱いが有料で変わると書いてあるか

1時間の会議を1本そのまま通すのが目的なら、上の5つで1回の上限が60分に届くと
公式に書いてあるのはAiNoteとtorunoの2つでした。AutoMemoは1回の上限が公式に
書かれていませんが、月の枠がちょうど1時間なので、1本で使い切ります。

先に知っておくこと

気をつけること内容
自動で課金される3日間の無料お試しが、終わったあと年間のプランで自動的に課金されるものがある。12か月分(2026年9月時点で税込14,220円)が請求される。公式自身が、終了日の24時間前までの解約をすすめている
使える機械が限られるリアルタイムで記録するアプリがWindowsだけで、Mac用が無いものがある
枠が戻らない無料で使える時間が累計で数えられ、月が変わっても増えないものがある
データが消える無料だとデータが7日で見られなくなるものがある
書かれていない運営している会社が、会社概要にもプライバシーポリシーにも無く、利用規約にだけ書いてあるものがある。サーバーのある国はどこにも書かれていない

有料にすると変わるもの

変わるもの公式の料金ページにある差
音声が学習に使われるか無料と有料でプラン表に差が書かれているサービスがある
1回に通せる長さ60分が180分に、3分が5時間になる例がある
データが見られる期間7日が無制限に、1年が3年になる例がある
要約有料で使えるようになるものがある

学習に使わないプランの書き方が、同じ会社の料金ページとヘルプで違うことがあります。
契約する前に、自分が見ているページで確かめてください。

プランを上げると正確になる、と書いた公式ページは見つかりませんでした。差は時間・期間・機能のほうです。

文字にした後

この記事は音声を文字にするところまでです。要約が途中で切れたときは、AIの回答が途中で切れるときを見てください。

今日やること

社内の決まりを先に確かめてください。 取り消せません。次のどれかです。

  • 外に送ってよい → まずWordの[ディクテーション]の下向き矢印を見る。[トランスクリプト]があれば、
    話し手も分かれるのでそちらが早い。無ければClipchampを開いて、1本そのまま入れてみる
  • 外に送れない。録音はもうある → ライブキャプションで再生しながら画面に出し、要点を書き取る
  • 外に送れない。これから会議を開く → Teamsの文字起こしを始める

外のサービスは、ここまでの方法で足りなかったときです。
サインインできなかったときも、長い録音が通らなかったときも、
「今日そのまま試せる無料の枠」の節に戻ります。

確認範囲

  • 2026年9月に公開ページへ書かれていた内容です
  • 料金・時間の上限・対応する言語は変わります。契約する前に公式で確かめてください
  • Windowsの話です。Macは扱っていません
  • ライブキャプションの画面に出ている文字を、手でコピーできるかどうかは分かっていません
  • Wordの文字起こしが、自分で契約したMicrosoft 365で使えるかは分かっていません
  • Clipchampの画面の言語の一覧に、日本語がどう並ぶかは確かめられませんでした
  • 無料で使えるTeamsで文字起こしが使えるかは分かっていません

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