この記事に出てくる言葉
- セルの結合 … 隣り合ったいくつかのマスをつないで、1つの大きなマスに見せる設定
- 選択範囲内で中央 … 結合しないまま、文字だけを範囲の真ん中に表示する設定
- オートフィル … セルの右下の角をドラッグして、続きの数字などを入れる操作
- 数式バー … 画面の上のほうにある、選んだセルの中身が出る細長い欄
結論:結合をやめて「選択範囲内で中央」にする。見た目はほぼ変わらない
並べ替えも、角をドラッグして連番を入れる操作(オートフィル)も、結合したセルが混ざっていると止まります。
「選択範囲内で中央」は、結合せずに文字だけを範囲の真ん中に出す設定です。
見た目は結合していたときとほぼ同じまま、止まる原因のほうが無くなります。
今すぐやること
これは、同じ行の中で左右のセルをつないでいる結合のやり方です。
上下の行をつないでいる結合には効きません。その場合は、下の表から進んでください。
- 結合しているセルを1つクリックします。結合の範囲全体が選ばれます。
- [ホーム]タブの[セルを結合して中央揃え]の下向き矢印を押し、[セルの結合を解除]を選びます。
- 範囲が選ばれたまま、Ctrl と 1 を押します。[セルの書式設定]が開きます。
- [配置]タブの[横位置]から[選択範囲内で中央]を選び、[OK]を押します。
手順2で、文字は左のセルだけに残り、右のセルは空になります。
手順4まで進めば見た目は戻るので、2で止めずに4まで進めてください。
途中でやめるなら Ctrl と Z です。保存して閉じたあとは戻せません。
文字が範囲の真ん中に出て、セルを1つずつクリックできれば成功です。
左端のセルを選ぶと数式バーに文字が出て、右隣を選ぶと数式バーは空になります。
自分の表がどれに当たるかは、次で分かれます。
| いまの結合 | やりたいこと | 進む先 |
|---|---|---|
| 同じ行の中で左右がつながっている | 並べ替え・連番のどちらも | 上の手順で終わりです |
| 上下の行がつながっている | 並べ替えたい | 結合を外して、空いたセルを埋める |
| 上下の行がつながっている | 連番だけ入れたい | 外さないまま連番を入れる |
| どこが結合されているか分からない | 並べ替えたい | それでもエラーが出るとき |
上下につないだ結合は、置き換えが効かない
「選択範囲内で中央」は横方向だけの設定で、上下方向には同じものがありません。
並べ替えは行ごと入れ替える操作なので、行をまたいだ結合とはもともとかみ合いません。
上下につないだ結合を残したまま並べ替えるのは、難しいということです。
結合を外して、空いたセルを埋める
先に[ファイル]→[名前を付けて保存]で、別の名前のコピーを作ってください。
- 結合しているセルを、いちばん上からいちばん下までドラッグして選びます。列番号をクリックして列全体を選ばないでください。 表より下の空のセルまで埋まってしまいます。
- [ホーム]タブの[セルを結合して中央揃え]の下向き矢印を押し、[セルの結合を解除]を選びます。値は上のセルだけに残り、下は空になります。
- 選んだまま Ctrl と G を押し、[セル選択]を押します。
- [空白セル]を選んで[OK]を押します。空のセルだけが選ばれます。
- そのまま半角の「=」を打ち、キーボードの ↑ を1回押します。
- Ctrl と Enter を同時に押します。空だったセルに、すぐ上と同じものが出ます。
- 手順1と同じ範囲をもう一度ドラッグして選び、Ctrl と C を押します。
- [ホーム]タブの[貼り付け]の下向き矢印を押し、[値]を選びます。
⚠️ 手順7と8を飛ばさないでください。
6で入っているのは値ではなく「すぐ上を見る」という式なので、並べ替えると中身がずれます。
同じ値が縦に並べば成功です。空いたセルはもう残っていません。
結合していたときの見た目とは変わります。
ここまで済めば、並べ替えが通ります。
外さないまま連番を入れる
⚠️ この手順は、選んだセルの中身をまとめて書き換えます。
入っていた値は消えるので、先に[ファイル]→[名前を付けて保存]でコピーを作ってください。
連番を入れるだけなら、結合を外さずにできます。
- 連番を入れたい結合セルを、上から下まで全部ドラッグして選びます。
- 選んだまま
=MAX(A$1:A1)+1と打ちます。 - Ctrl と Enter を同時に押します。Enter だけだと1つのセルにしか入りません。
上から 1、2、3 と並べば成功です。
A は連番を入れる列の記号に、1 は選び始めた行の1つ上の番号に読み替えます。
A列の2行目から選んだならそのまま、B列の3行目から選んだなら =MAX(B$2:B2)+1 です。
この連番は式なので、行を消すと残りが自動で振り直されます。
行を足したときは、そのセルが空のままです。上の手順1からもう一度やり直すと、全部に入り直ります。
番号を動かさないように固定するやり方は、この記事では扱っていません。
結合し直すと、埋めた値が消える
⚠️ 空いたセルを埋めたあとに同じ範囲を結合し直すと、左上のセル以外の中身は削除されます。
Excelも確認の画面を出しますが、そこで[OK]を押したあとに戻せるのは、Ctrl と Z を押すあいだだけです。
見た目のために結合へ戻すと、埋めたものがまた空になります。
並べ替えたあとも表を使い続けるなら、結合しないままにしてください。
それでもエラーが出るとき
止まる理由は2つあります。
大きさの違う結合が混ざっているときと、範囲の中に結合されていないセルが混ざっているときです。
大きさがそろっていても、範囲の中に結合していない列が1つでもあれば止まります。
どこが結合されているかは、探して見つけられます。
- [ホーム]タブの[検索と選択]から[検索]を開きます
- [オプション]を押して、[書式]を押します
- 開いた画面の[配置]タブで[セルを結合する]にチェックを入れ、[OK]を押します
- [すべて検索]を押すと、結合されているセルの場所が一覧で出ます
見つかったのが上下の行をつないでいる結合なら、上の「結合を外して、空いたセルを埋める」に戻ります。
同じ行の中で左右をつないでいるなら、いちばん上の「今すぐやること」の手順で直ります。
表の上にタイトルの行があって、そこだけ横に結合しているなら、その行を範囲から外すだけで済みます。
見出しの行から下だけをドラッグして選び、[データ]タブの[並べ替え]を押してください。
並べ替える範囲に結合が入っていなければ、このエラーは出ません。
画面に出る文は版によって少し違います。
「この操作を行うには、すべての結合セルを同じサイズにする必要があります」と出ることも、
「この操作には同じサイズの結合セルが必要です」と出ることもあります。
どちらも同じ話です。
絞り込み(フィルター)が途中の行までしか効かないのは、これとは別の原因のことがあります。
Excelのフィルターが途中の行までしかかからないときにまとめています。
確認した範囲
- Windows版のExcelの話です。Mac版やブラウザーの中のExcelでは、ボタンの名前や場所が違うことがあります。
- 「選択範囲内で中央」は横方向だけの設定です。上下方向には同じものがありません。
- この設定は文字を真ん中にそろえます。左寄せのまま見せたい表では、見た目が変わります。
- 結合していない列が無く、大きさもそろっていれば並べ替えられますが、そろえるには他の列も同じ形に結合し直すことになります。行数がまちまちの表では現実的ではありません。

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