この記事に出てくる言葉
- Copilot(コパイロット) … MicrosoftのAIの名前。ブラウザで使う無料のものと、Word・Excelの中で動くものは別物です
- ライセンス … その機能を使ってよいという権利。契約するとアカウントに付きます
- 更新チャネル … 会社が配ったOfficeで、新しい機能が届く早さを決めている設定です
結論:見るのは3つです
先にこれだけ
- Copilotのボタンはリボンではなく、文書の右下隅に出ます
- Officeを最新にします([ファイル]→[アカウント]→[製品情報]の[更新オプション]→[今すぐ更新])
- 契約が Microsoft 365 Personal・Family・Premium の所有者本人かを確かめます
| いま持っている契約 | パソコンのWord・Excelにボタンが出るか |
|---|---|
| Microsoft 365 Personal | 出ます |
| Microsoft 365 Family | 出ます。ただし契約した本人だけ |
| Microsoft 365 Premium | 出ます。ただし契約した本人だけ |
| Copilot の無料版 | 出ません |
| 買い切りのOffice(Office 2021・2024など) | 出ません |
| 会社から配られたMicrosoft 365 | アカウントに付いているラベルで決まります(後述) |
FamilyとPremiumは契約者のほかに5人まで共有できますが、公式は「AI 特典はサブスクリプション所有者のみが利用でき」ると書いています。
招かれた5人には、パソコンのWord・ExcelのCopilotは付きません。
ボタンの場所とキー
Copilotのボタンは、リボン(画面上部のボタンが並んだ帯)には出ません。
公式は「既定では、Copilot ボタンはドキュメント、ブック、またはプレゼンテーションの右下隅に表示されます」と書いています。
このボタン自体が2026年4月から6月にかけて順に配られたもので、Officeを更新していないと右下を見ても何もありません。
リボンのほうが押しやすければ、ボタンを右クリックして[リボンに移動]を選びます。
この項目が出るのは、Windowsはビルド 16.0.20129.15140 以降、macOSはビルド 16.109.525.2 以降です。
キーボードでも呼び出せます。公式が挙げているのは、Windowsが Alt+C、Macが Cmd+Control+I、どちらでも効かないときの F6 です。
出るはずなのに出ないときの順番
上の表で「出ます」の側だった人が読む場所です。公式のトラブルシューティングをもとに、切り分けの順に並べています。
1. Officeを最新にする
Windowsは、Wordを開いて[ファイル]→[アカウント]→[製品情報]の[更新オプション]→[今すぐ更新]を押します。
[今すぐ更新]が見当たらないときは、先に[更新を有効にする]を押します。
Macは、上部のメニューで[ヘルプ]→[Updatesの確認]を選び、[更新]を押します。
2. [ファイル]→[アカウント]で2つ確かめる
1つはサインインしているアカウントです。契約したときのものと同じか確かめてください。
仕事用と個人用の2つを持っている人は、ここが入れ替わっていることがあります。
もう1つが[製品情報]の欄です。
「Office Home & Business 2021」のような年号つきの名前が出ていれば買い切り版です。
公式の比較ページは、Copilotが含まれるのは Microsoft 365 のプランのほうだと書いています。
買い切り版を開いている限り、設定をいくら変えてもボタンは出ません。
3. ブラウザのWordで試す
www.microsoft365.com を開いて同じアカウントでサインインし、そこからWordを開きます。
- ブラウザで使えて、パソコンのWordでは出ない … 契約は生きています。手順4へ進みます
- ブラウザでも出ない … 契約側の問題です。上の表に戻ってください
FamilyやPremiumを家族から招かれて使っている人は、ここで止まります。
公式は、共有で使う人も microsoft365.com のChatは使えるが、パソコンのアプリのCopilotは所有者に限られる、と書いています。
ブラウザで使えても、手順4以降に進む意味はありません。
ブラウザでも出ないときは、サードパーティCookieがブロックされているとライセンスを確認できなくなる場合があると公式が書いています。
ページを更新し、それでも出なければCookieの設定を見てください。
4. [ライセンスの更新]を押す
Windowsは[ファイル]→[アカウント]→[ライセンスの更新]です。
Macは上部のアプリ名(Wordなど)→[Word について]→[詳細情報…]→[ライセンスの更新]です。
押したあと、開いているMicrosoft 365のアプリをすべて閉じて、開き直します。
5. プライバシーの設定を2つ確かめる
Windowsは[ファイル]→[アカウント]→[アカウントのプライバシー]→[設定の管理]です。
見るのは[コンテンツを分析するエクスペリエンス]と、下にスクロールした先の[すべての接続エクスペリエンス]です。
片方でもオフだとボタンは出ません。
Macは[Word]→[基本設定]→[プライバシー]に同じ2つがあります。
6. Copilotのスイッチを見る
Officeのオプションに、Copilotそのものを止めるチェックがあります。
外れていると、ほかがすべて正しくてもボタンは出ません。
Windowsは[ファイル]→[オプション]→[Copilot]→[Copilotを有効にする]です。
チェックを入れて[OK]を押し、アプリを閉じて開き直します。
Macはアプリメニュー→[基本設定]→[作成および校正ツール]→[Copilot]です。
この設定はアプリごと、パソコンごとに別々で、Wordで入れてもExcelには反映されません。
Excelだけ動かないとき
Excelは、ファイルの状態でも止まります。公式が挙げているのは3つです。
1つは置き場所です。
ExcelのCopilotは自動保存が有効になっている必要があるので、ファイルをOneDriveに保存します。
保存していないファイルでは動きません。
2つめは、SharePointでファイルがチェックアウトされたままになっていることです。
チェックインし直してから閉じて開き直します。できないときは、ブラウザのExcelで開けば使えます。
3つめが、古い形式で保存されていることです。
[ファイル]→[名前を付けて保存]で、ファイルの種類を[Excel ブック (.xlsx)]にします。
会社から配られたパソコンの場合
会社のアカウントでサインインしているなら、見る場所が変わります。
Word・Excel・PowerPoint・OneNoteで使えるかは、アカウントのラベルで決まります。
| ラベル | Word・Excelで使えるか |
|---|---|
| Copilot Chat (基本) | 使えません |
| M365 Copilot (基本) | アドオンのライセンスは無いが、標準の範囲で使えます |
| M365 Copilot (Premium) | すべての機能を優先アクセスで使えます |
自分がどれかは、担当者に聞かなくても分かります。
職場または学校のアカウントで Microsoft 365 にサインインし、ホームページを一番下までスクロールします。
アカウントの表示欄の、名前の下に出ています。
もう1つが更新チャネルです。
[ファイル]→[アカウント]→[製品情報]に「Semi-Annual エンタープライズ チャネル」と出ていたら、その状態ではCopilotの機能を使えないことがあると公式に書かれています。
切り替えは会社側の設定なので、最新チャネルか月次エンタープライズチャネルへの変更をシステム担当に依頼します。
待つあいだも、ブラウザのWord・Excelなら使えます。
それでも出ないとき
家族の契約で、子どものアカウントを使っている場合は、年齢の要件で使えないことがあります。
公式は「年齢要件に基づいて AI へのアクセスが自動的に制限されます」と書き、そのうえで「ほとんどの場合、AI 機能は影響を受ける Microsoft 365 アプリから削除されます」としています。
機能ごと消えるので、画面には手がかりが残りません。
ここから先は、はっきりした答えが公開されていません。
Microsoftの公式Q&Aには、最新版・ファイルはOneDrive・プライバシー設定は両方オンでもアイコンが出ないという質問が、結論の出ないまま残っています。
付いた回答は、Alt+Iキーを試す、Officeを入れ直す、数日待つ、の3つでばらばらでした。
このうちAlt+Iは公式のキーではありません。公式が挙げているのは Alt+C(Windows)と Cmd+Control+I(Mac)、それと F6 です。
残る手は、待つか、入れ直すか、Microsoftのサポートに問い合わせるかです。
契約側の理由でCopilotが付かない人には、別の行き先があります。
ExcelとPowerPointならChatGPTのアドイン、Wordも含めるならClaudeのアドインが入ります。
どれがいくらかはAIはどれを使えばいいかにまとめました。


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