この記事に出てくる言葉
- 段落罫線 … 段落の上や下に引かれる線。文字ではなく段落に付いた設定なので、線そのものはクリックで選べません
- ヘッダー … 紙の上の余白にある、全ページ共通の場所。下の余白にある同じものはフッターと呼びます
- 入力オートフォーマット … 打った文字を、Wordが自動で書式に変える働き
結論:線を1回クリックして、両端に印が出るか見る
今すぐやること
- 線の上を1回クリックします
- 線の両端に小さな丸や四角の印が付いたら、図形の直線です。[図形の書式]タブが増えます
- 印が付かず、線を選べないときは、すぐ下の表で振り分けます。段落の設定・ヘッダー・表のどれかから見ていきます
印が付いた場合は、選んだまま Delete キーを押すと線が消えます。
別のものを選んでしまったときは、Ctrl+Z を押すと戻ります。
印が付かない場合は、クリックしただけなので文書は変わりません。
このタブの名前は版によって違い、[描画ツール]の下の[書式]のこともあります。
クリックで選べない線は、文字ではなく、入れ物に付いた設定として引かれています。
Delete キーや Backspace キーが効かないのは、そのためです。
消す相手が線そのものではないので、まずどの入れ物に付いているかを決めます。
選べなかったときの振り分け
| 確かめること | 出る反応 | 正体 | 読むところ |
|---|---|---|---|
| 線のすぐ下をクリックし、変わらなければ線のすぐ上もクリックする | リボンに[テーブル デザイン]と[レイアウト]のタブが増える | 表の罫線 | 表の罫線だったとき |
| 線が薄い灰色に見え、クリックしてもカーソルが入らない | ダブルクリックすると本文の文字が薄くなり、[ヘッダーとフッター]タブが出る | ヘッダーやフッターの線 | ヘッダーの線だったとき |
| 上の2つとも当てはまらない | 変化なし | まず段落罫線を疑う | 段落罫線だったとき |
3行目へ進んだのに、段落罫線ではないこともあります。
その先の行き先も『段落罫線だったとき』の中に置いてあります。
ヘッダーの中身は、本文を編集している間は手を入れられないため、薄く表示されます。
線が薄く見えるかどうかが、ここでの手がかりになります。
段落罫線だったとき
ハイフンや等号、アンダースコアなどを3つ以上続けて打ち、Enter を押すと引かれる線です。
入力オートフォーマットの働きで、打った記号がそのまま段落の下の罫線に変わります。
消し方
選んだ範囲にある枠や下線も、まとめて消えます。
消えて困ったときは、Ctrl+Z を押すと戻ります。
- 線の1つ上の行の左端をクリックし、線の1つ下の行までドラッグして選びます
- [ホーム]タブの[段落]グループにある罫線ボタン(田の字のような形)の右の ▼ を押します
- 出てきた一覧から[枠なし]を選びます
上下の行までまとめて選ぶのは、罫線の設定が改行で次の段落へ受け継がれるためです。
1つの段落だけを消すと、線が上や下へ移ったように見えます。
線が消えたあと、記号を打った行は空の行として残ります。
それが原因で最後に白いページができたときは、Wordの最後の空白ページが消えないときを見てください。
[枠なし]を選んでも線が残るときは、ページ罫線を先に確かめます。
ページ罫線が入っていないか確かめる
ページの上下だけに引いたページ罫線は、段落罫線と見分けがつきません。
どちらも本文の外側に、紙の幅いっぱいの横線として出ます。
ページ罫線を確かめる
この設定は文書全体に効きます。手順3で[罫線なし]を選ぶと、ほかのページを囲んでいた枠も同時に消えます。
消えて困ったときは、Ctrl+Z を押すと戻ります。
- [デザイン]タブを開き、[ページ罫線]を押します
- 開いた画面の[ページ罫線]タブを選びます
- 左側の[設定]を見ます。[罫線なし]以外が選ばれていたら、ページ罫線が入っています。[罫線なし]を選びます
- [OK]を押します
[設定]がもともと[罫線なし]だったなら、ページ罫線ではありません。
何も変えずに[キャンセル]を押して閉じます。
ページ罫線でもなかったときは、下の『[枠なし]でも残るとき』へ進みます。
[枠なし]でも残るとき
段落に付いた書式を、まとめて解除する方法があります。
線だけを狙う操作ではないので、何が消えるかを先に確かめてください。
段落書式の解除
この操作は、選んだ段落の中央揃え・字下げ・行間・行頭の番号も一緒に外します。
戻すには Ctrl+Z を押します。押すのは、ほかの操作をする前です。
行頭の番号は、その段落を選んで[ホーム]タブの[段落]グループにある[段落番号]を押すと付き直します。
番号が1に戻る・続かないときの直し方は、Wordの番号が続かない・1に戻るときにまとめています。
- 線の1つ上の行から、1つ下の行までドラッグして選びます
- Ctrl キーを押しながら Q を押します
それでも残るなら、線が段落ではなくスタイルの側に入っていることがあります。
段落書式の解除は、スタイルで付いた書式までは外さないためです。
スタイルを標準に戻す
この操作は、選んだ段落を[標準]スタイルに変えます。
見出しの行では使わないでください。 見出しが本文と同じ見た目になり、目次にも出なくなります。
箇条書きや段落番号の設定も、同時に外れます。
戻すには Ctrl+Z を押します。押すのは、ほかの操作をする前です。
- 線の1つ上の行から、1つ下の行までドラッグして選びます
- Ctrl キーと Shift キーを押しながら N を押します
ここまでで消えないなら、その線は図形の可能性が残ります。
下の『クリックしても何も起きず、振り分けも当てはまらないとき』へ進みます。
ヘッダーの線だったとき
消し方
ヘッダーの中身はページをまたいで共通です。1ページで消すと、ほかのページからも消えます。
消えて困ったときは、Ctrl+Z を押すと戻ります。
- 紙の上の余白をダブルクリックします。本文の文字が薄くなり、[ヘッダーとフッター]タブが出ます
- 線が付いている行をクリックして、カーソルを置きます
- ここで線の両端に小さな丸や四角の印が付いたら、それは図形です。選んだまま Delete キーを押して、手順5へ進みます
- 印が付かないときは、[ホーム]タブに切り替え、[段落]グループの罫線ボタンの右の ▼ から[枠なし]を選びます
- [ヘッダーとフッター]タブに戻り、[ヘッダーとフッターを閉じる]を押します
紙の下の余白に線があるときも、手順は同じです。
下の余白をダブルクリックすると、フッターの編集に入ります。
表の罫線だったとき
区切り線のつもりで、1行だけの表が置かれていることがあります。
中に文字が入っていないと、細い横線1本にしか見えません。
消し方
線だけを消すのか、表ごと消すのかで、押すものが変わります。
どちらも Ctrl+Z で戻せます。
- 線のすぐ下をクリックします。リボンに[テーブル デザイン]と[レイアウト]が出れば、カーソルは表の中です。出なければ、線のすぐ上をクリックします
- 表の左上に十字の印が出ます。それをクリックすると、表全体が選べます
線だけを消すなら、[テーブル デザイン]タブの[飾り枠]グループにある[罫線]の ▼ から[枠なし]を選びます。
表そのものは残るので、行の高さぶんの空きがその場に残ります。
表ごと消すなら、表全体を選んだまま Backspace キーを押します。
ここで Delete キーを押すと、中の文字だけが消えて表は残ります。
クリックしても何も起きず、振り分けも当てはまらないとき
図形の線でも、文字の後ろに置かれていると、クリックが文字のほうに取られることがあります。
図形が置かれているかどうかは、一覧で直接確かめられます。
図形の一覧を出す
- [ホーム]タブの[編集]グループにある[選択]を押します
- [オブジェクトの選択と表示]を選びます
- 画面の右に一覧が出ます。そこに項目があれば、その線は図形です
- 項目をクリックすると、その図形が選ばれます
一覧の項目が薄く表示されているときは、その図形はヘッダーかフッターの中にあります。
紙の上か下の余白をダブルクリックしてから、もう一度その項目をクリックします。
一覧に何も出なければ、この一覧で見つかる図形は置かれていません。
一覧が空で、線がページの下のほうにだけ出ているなら、脚注の区切り線かもしれません。
脚注の中身は残したまま、線だけを消せます。
脚注の区切り線だけを消す
この操作で消えるのは線だけです。脚注の文はそのまま残ります。
消えて困ったときは、Ctrl+Z を押すと戻ります。
- [表示]タブを開き、[下書き]を押します。画面の見た目が変わります
- [参考資料]タブを開き、[注の表示]を押します
- 画面の下に脚注の欄が出ます。その欄の上にある一覧から[脚注の境界線]を選びます
- 線だけが表示されます。それをクリックして選び、Delete キーを押します
- [表示]タブに戻り、[印刷レイアウト]を押すと、元の見た目に戻ります
脚注そのものが要らないときは、本文の中にある小さな上付きの番号を選んで Delete キーを押します。
そのページから脚注がすべてなくなると、線も出なくなります。
また出ないようにする
設定
- [ファイル]タブから[オプション]を開きます
- 左の一覧から[文章校正]を選びます
- [オートコレクトのオプション]を押します
- [入力オートフォーマット]タブを開きます
- [入力中に自動で書式設定する項目]にある[罫線]のチェックを外します
- [OK]を押して、開いている画面を閉じます
すでに引かれている線は、この設定では消えません。上の『段落罫線だったとき』で消します。
打った直後に線が出たときは、そのまま Backspace キーを1回押します。
線が取り消され、打った記号のほうが残ります。
確認範囲
- Windows版のWordのアプリで開いた場合の話です。ブラウザ版とMac版は扱っていません
- タブの名前は版によって変わります。図形は[図形の書式]か[描画ツール]の下の[書式]です
- 表のタブは[テーブル デザイン]か[表ツール]の下の[デザイン]、ヘッダーのタブは[ヘッダーとフッター]か[ヘッダー/フッターツール]の下の[デザイン]です
- セクションでページを区切っている文書は扱っていません。ヘッダーの線が一部のページにだけ残ることがあります
- 文字そのものに付いた下線は扱っていません。文字を選んだときだけ線が付いてくる場合は、そちらです
- 2026年9月に調べた内容です

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