この記事に出てくる言葉
- グリッド線 … 文字の行を合わせるための、印刷されない目盛りの線
- 行内 … 写真や図を、文字と同じ行の中に置く入れ方
- 固定値 … 行間をポイント数で決め打ちする指定
結論:「行グリッド線に合わせる」のチェックを外す
今すぐやること
- 狭くしたい段落をドラッグして選びます。文書全体なら Ctrl+A です
- [ホーム]タブを開き、[段落]グループの右下にある小さな矢印を押します
- 開いた画面の[インデントと行間隔]タブを選びます
- 「行間」の欄はさわりません。すでに「固定値」なら、ここで止めて『「固定値」で詰めてよい文書』へ進みます
- 下のほうにある「1ページの行数を指定時に文字を行グリッド線に合わせる」のチェックを外します
- [OK]を押します
行の間が詰まれば、原因はこれでした。
1.5行が指定された文書でも、行間の欄を変えずに、外すだけで詰まります。
行間が「2行」の文書は、外すとかえって広がることがあります(メイリオ10.5ptでは36.00pt→41.40pt。2026年9月時点)。
その場合は行間を「1.5行」以下にしてから、もう一度確かめます。
表の中まで選んでいた場合は、表の文字が上に寄ることがあります。
戻し方は、この記事の最後にあります。
行間をさわらないのは、質問サイトの回答が「行間の設定を変えずにチェックをOFFに」と答えているためです。
ここで詰まったなら、読むのはここまでで足ります。
外しても変わらないとき
なぜ行が1つおきに空くのか
Wordは1ページの行数から1行の高さを決め、チェックが入っていると文字をその線に合わせます。
文字が線より高いと、2行分の高さが使われます。
自分がどれに当たるか
効くのは線の高さ・文字の高さ・線に合わせるかどうかの3つで、ほかに段落の前後の間隔があります。
| いまの状態 | 疑うところ | 読む場所 |
|---|---|---|
| チェックを外したが、ページ設定で指定した行数どおりに並ばない | 1ページの行数の指定 | 1ページの行数を指定している場合 |
| メイリオを使っている(文字サイズを問わない) | フォント | 游明朝・游ゴシック・メイリオを使っている場合 |
| 游明朝・游ゴシックで、文字サイズが11pt | 文字サイズ | 同上 |
| 空いているのは段落の変わり目だけ。文の途中は詰まっている | 段落の前後の間隔 | 空くのが段落の変わり目だけの場合 |
| すでに「固定値」で詰めている。または写真が上下で切れている | 固定値の副作用 | 「固定値」で詰めてよい文書 |
| その文書は直ったが、新しく作るとまた広い | 標準スタイル | 新しい文書でまた広くなるとき |
1ページの行数を指定している場合
「1ページ36行」のように行数が決まっている提出物なら、次の手順は使えません。
「1ページの行数が決まっている提出物のとき」へ進みます。
行数の指定をやめる手順
- [レイアウト]タブを開き、[ページ設定]グループの右下を押します
- [文字数と行数]タブを選びます
- 「標準の文字数を使う」を選びます
- [OK]を押します
行数を指定しなければ、文字を合わせる線がなくなります。
1ページの行数が決まっている提出物のとき
「標準の文字数を使う」を選ぶと行数の指定は外れるので、その手は使えません。
行数と行送りは連動しているので、行数を36に保ったまま行送りだけを広げることもできません。
代わりに、行の高さを数値で固定します。
⚠️ 写真や図が入っている文書では、この方法で写真が切れます。
先に「写真を残したまま本文を詰めたいとき」の手順で、図の折り返しを「行内」以外にしてから戻ってきます。
「最小値」に変える方法もありますが、そちらは行の高さが文字に合わせて変わります。メイリオ10.5ptでは21.00ptになり、行送り18ptには揃いません。
- ページ設定が「文字数と行数を指定する」になっていることを確かめます
- [レイアウト]タブ →[ページ設定]の右下 →[文字数と行数]タブで、「行送り」の数値を控えます
- Ctrl+Aで文書全体を選びます(見出しなど本文より大きい文字・ルビ・数式がある文書では、本文の段落だけを選びます)。[ホーム]タブ →[段落]の右下 →[インデントと行間隔]タブを開きます
- 「行間」を「固定値」にし、「間隔」に控えた数値を入れます
行数は36のままです。
提出物では、間隔に控えた行送りの値をそのまま使います(後ろの節にある「文字サイズの1.5〜2倍」より優先します)。
入れた数値で本文の文字の上が欠けるなら、その行数と文字サイズは両立しません。
グリッド線に合わせるチェックは、入っていても外れていても構いません。固定値はその設定を受けません。
游明朝・游ゴシック・メイリオを使っている場合
1行に収まる文字サイズの上限
文字の上下に取る余白は、フォントごとに違います。
解説記事の整理では次のとおりです(2026年9月時点)。
| フォント | 1行に収まる文字サイズ |
|---|---|
| メイリオ | 9pt以下 |
| 游明朝・游ゴシック | 10.5pt以下 |
| MS明朝・MSゴシック・HG明朝B・HGゴシックM | 13.5pt以下 |
| Meiryo UI・UDデジタル教科書体 | 上限は不明。Microsoft Q&A のページに名前が出ている(回答に Meiryo UI、質問文に UDデジタル教科書体) |
文字サイズを11ptにしている場合
Wordの既定は10.5ptなので、游明朝と游ゴシックは上限ちょうどで、11ptに上げた時点で線をまたぎます。
Ctrl+Aで全部を選び、[ホーム]タブの[フォント]グループでサイズを10.5に戻します。
見出しなど大きい文字を使っている文書では、全部を選ぶとその大きさも10.5になるので、本文の段落だけを選びます。
フォントもサイズも変えられないとき(メイリオ/游明朝11pt)
メイリオは既定の10.5ptでも線をまたぐので、サイズを下げる道は現実的ではありません。
游明朝・游ゴシックの11ptも、提出書式で決まっていて下げられないなら同じです。
どちらも、文字ではなく1ページの行数のほうを減らします。
1ページの行数まで決まっているなら、行数は減らせません。
「1ページの行数が決まっている提出物のとき」へ進みます。
まず、結論で外したチェックを入れ直します。
この手順は、グリッド線に合わせるチェックが入っているときに効きます。
- [レイアウト]タブ →[ページ設定]の右下 →[文字数と行数]タブを開きます
- 「文字数と行数を指定する」を選びます
- 行が1つおきに空かなくなるまで、行数の数値を1行ずつ減らします
行数を減らすと1行の高さが上がり、チェックが入ったままでも行が線に合います。
Microsoft Q&Aの例は、フォントを12ptにしたうえで37行です(2026年9月時点)。
空くのが段落の変わり目だけの場合
段落の前後の間隔は、行間とは別の設定です。
結論の手順で開いた[インデントと行間隔]タブで、「段落前」と「段落後」を「0行」または「0pt」にします。
ワードで段落を詰めるには?行間が空きすぎる原因(マネーフォワード)
「固定値」で詰めてよい文書
Microsoftの公式ページは、こう書いています。
たとえば、テキストが 10 ポイントのフォントの場合、行間として 12 ポイントを指定できます
游明朝やメイリオのような、上下に余白を広く取るフォントでは、この目安のままだと文字の上が欠けます(2026年9月時点)。
「固定値」はグリッド線の設定を受けないので、確かによく効きます。
その代わり、行の高さをはみ出したものが切り捨てられます。
| その文書の中身 | 固定値を | 代わりに |
|---|---|---|
| 写真や図が入っている | 選ばない | 「最小値」にする。または図の折り返しを「行内」以外にする |
| ルビ・数式・見出しの大きい文字がある | 選ばない | 同上 |
| 文字だけで、サイズもそろっている | 選んでよい | 間隔は文字サイズの1.5〜2倍を目安にする(10.5ptの文字なら18pt) |
図・ルビ・数式は切れる
Microsoft Q&Aの回答には、「固定値」にすると「行内」の図は高さの一部しか表示されなくなる、という注記があります。
同じ回答者は別の質問で、「1行」や「最小値」であれば図も表示されると書いています。
ルビや数式のような縦に高いものも、同じ理由で上下が欠けます。
写真や図がある文書は「最小値」を選ぶ
その写真が「行内」かどうかを、先に調べる必要はありません。
写真や図が1枚でも入っているなら、結論の手順で開いた[インデントと行間隔]タブの「行間」で、「固定値」ではなく「最小値」を選びます。
すでに写真が切れているなら、その段落だけを選んで「固定値」から「最小値」に戻します。
写真や図に限らず、1ページの行数が決まっている提出物は例外です。
「最小値」にすると行の高さが変わるので、「1ページの行数が決まっている提出物のとき」を見ます。
間隔は文字サイズの1.5〜2倍にする
結論の手順で開いた[インデントと行間隔]タブで、「行間」を「固定値」にし、「間隔」に数値を入れます。
この欄の初期値12ptは、文字サイズと連動していません(2026年9月時点)。
10.5ptの文字に12ptのまま入れると、「文字が半分消えてしまいます」という質問と同じことが起きます。
回答は、10.5ptで36行なら18ptを挙げています。
写真を残したまま本文を詰めたいとき
図を選び、図ツールの[書式]タブにある[文字列の折り返し]で、「行内」以外を選びます。文字と重ならないのは「上下」や「四角形」です。
図は本文の行から外れるので、位置が動きます。 動いた図は、行間の設定を済ませてから置きたい場所へ動かします。
新しい文書でまた広くなるとき
標準スタイルを変える手順
- [ホーム]タブの[スタイル]にある[標準]を右クリックし、[変更]を選びます
- [スタイルの変更]の画面で「このテンプレートを使用した新規文書」を選びます
- [書式]を押し、[段落]を選びます
- 「1ページの行数を指定時に文字を行グリッド線に合わせる」のチェックを外して[OK]を押します
- [スタイルの変更]の画面でも[OK]を押します
- Wordを閉じて開き直します
同じページの中で答えが割れている
Microsoft Q&Aには採用された回答が2つあり、答えが割れています。
1つはこの6手だけ。もう1つは「ページ設定を『標準の文字数を使う』にして[既定に設定]すべきで、段落書式では意味がない」。
質問者は「行数だけを指定する」のまま6手を行い、再起動後もチェックは外れたままだったと書いています。
まず6手を試し、それでも広いなら、ページ設定でも「標準の文字数を使う」を選んで[既定に設定]を押します。
表の中の文字が上に寄って、中央揃えにできないとき
表全体を選びます。
リボンに[レイアウト]タブが2つ出るので、[ページ設定]と[段落]が並んでいるほうを開きます
(表ツールのレイアウトではありません)。
[段落]グループの「段落前」に、「1pt」のように単位を付けて半角で入力し、Enterを押します。
確認範囲
- 押す場所と項目名は、Windows版の画面の話です
- 引用したMicrosoft Q&Aの回答のうち3件は質問者が採用したもの、1件は採用された回答が無いページの回答です
- フォント別の上限と37行の例は、どちらも1件の情報源によります

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