AIが日付を間違えるとき|「あと何日」を聞く前に、今日の日付を自分で書いて渡す

当サイトはアフィリエイト広告を利用しています。
この記事に出てくる言葉
  • 会話 … AIの画面での、ひとつづきのやりとり。新しく始めると、それまでのやりとりとは別の会話になります
  • 最初に渡される指示 … 会話が始まるときに、画面の側からAIへ自動で送られる文章。使う人には見えません。ここに今日の日付が入っていることがあります
  • ハルシネーション … AIが、事実でないことを事実のように書いてしまうこと

結論:今日の日付を自分で書いてから、数えさせる

今すぐやること

次の文を、そのまま貼ります。
昨日から開いたままの会話ではなく、新しい会話を始めてから貼ってください。

今日は2026年9月6日(日本時間)です。
締切は2026年9月30日です。
この2つの日付だけを使って、締切まであと何日かと、締切の曜日を答えてください。
日数は、今日を含めずに数えてください。
上に書いた今日の日付と締切の日付を、そのまま書き写してください。

1行目は、パソコンの時計に出ている日付に書き換えます。
2行目は、自分の締切の日付に書き換えます。

返事が来たら、書き写された今日の日付が、1行目に打った日付と同じかを見ます。
違っていたら、その答えは使いません。同じ文をもう一度貼り直します。
2回貼り直しても合わないときは、下の「日付を渡しても、数え方まで合うとは限りません」にあるExcelの手順を使ってください。

今日はじめた会話で、すでに答えをもらっていた場合も、この文を貼れば数え直します。

日付を書かずに聞くと、AIの側が持っている日付で数えます。
その日付は、合っていることもずれていることもあります。

これで日付が合っていれば、ここで終わりです。

自分が困っているのは、どちらか

画面で起きていることどちらの問題か
今日が何日かを取り違えている。「あと何日」「来週の月曜」がずれるこの記事
日付は合っているのに、料金・制度・人名などの中身が古いいつまでの情報かという別の問題

2行目は、この記事の文では直りません。
AIの答えが古いとき にまとめています。

正しく答えるときとずれるときがあるのは、時計と日付が別の話だから

提供元の説明でそろっているのは、次の2つです。

  • AIの中身にあたるプログラムには、現在時刻を見る仕組みが組み込まれていない
  • チャットの画面の側が、会話が始まるときに今日の日付を文章として渡している

Anthropicは、claude.aiとスマートフォンのアプリについて、会話が始まるたびに今日の日付などをAIへ渡していると書いています。
公開されている指示文にも、日時が差し込まれる場所が実際に入っています。
OpenAIの開発者向けの資料でも、AIへ最初に渡す指示の例に「Current date(今日の日付)」の行があります。

一方でOpenAIは、報道機関の取材に対して、ChatGPTを動かしているプログラムには現在時刻への組み込みのアクセスがない、と答えています。

この2つは矛盾していません。
時計は持っていないが、日付は文章として手渡されている、という状態です。
だから正しく答えることがあり、手渡しがうまくいっていない場面ではずれます。

ずれやすいのは、この2つの場面

1つ目は、前の日から続けている会話です。

日付が渡るのは会話が始まるときだと説明されています。
つまり渡っているのは、その会話を始めた時点の日付です。
その後どうなるかまでは書かれていません。

昨日から開いたままの会話で「今日」と書いたとき、いつの日付で数えられるかは決められません。
日付が要る話は、これまでのやりとりとは別に会話を始めてから聞くほうが確実です。

2つ目は、時刻です。

何時何分まで合わせる話は、日付とは別です。
「あと3時間で」「今日の17時まで」のような聞き方は、上の文では直りません。
時刻が要る作業は、パソコンの時計を見て自分で決めてください。

「なぜ間違えるのか」をAI本人に聞かない

出回っている説明は食い違っています。
内部で世界標準時を使っているから。
会話が始まってからの経過時間で動いているから。
安全のためにわざと制限されているから。

これらの多くは、AI本人に理由を聞いて、返ってきた答えをそのまま載せたものです。

Googleは、Geminiについて、どのようにトレーニングされたか、各種機能をどのように実行するかといった質問への回答で、自身の仕組みの説明を誤ることがあると書いています。
仕組みを聞いた答えは、そのまま理由にはできません。

日付そのものは別です。
「今日は何年何月何日ですか」と聞いて、パソコンの時計と見比べれば、合っているかどうかは自分で分かります。
確かめられるのは値のほうで、確かめられないのが仕組みの説明、という分かれ方になります。

日付を渡しても、数え方まで合うとは限りません

日付が正しく渡っても、そこから数えるのは別の作業です。
だから上の文では、使った日付をそのまま書き写させています。
端の2つが合っていれば、あいだの日数はカレンダーでも確かめられます。

日数と曜日だけなら、Excelのほうが早く済みます。

  1. 締切の日付を、どこかのセルに入れます。ここではA1に入れたとします
  2. 空いているセルに =DAYS(A1,TODAY()) と入れます。締切まであと何日かが出ます
  3. 別の空いているセルに =TEXT(A1,"aaa") と入れます。締切の曜日が「月」「火」のように出ます

A1以外のセルに締切を入れたときは、式の中の A1 を、そのセルの番号に書き換えます。

TODAY はパソコンの時計から今日の日付を取るので、今日がいつかを取り違えません。
DAYS のかっこの中は「終了日, 開始日」の順です。
逆に入れると、同じ日数にマイナスが付いた数字が出ます。

手順2で出るのは、締切の日から今日を引いた日数です。
今日を含めて数えたいときは、これに1を足してください。

AIの答えと、ここで出た数字が食い違ったときは、Excelの数字を採ります。

手順2の答えが、数字ではなく日付の形で出ることがあります。
TODAY は、入れる前のセルの表示形式が[標準]だった場合にセルの形式を[日付]へ変える、と説明されています。

数字に戻すには、手順2で式を入れたセルを選び、Ctrlキーを押しながら1を押します。
締切の日付を入れたセルではありません。そちらを[標準]にすると、日付が数字に化けます。
[セルの書式設定]が開くので、[標準]を選びます。

確認範囲

  • 2026年9月6日に調べた内容です
  • 扱っているのは、ブラウザやアプリのチャット画面で使う場合の話です
  • 日付をどう渡しているかをどこまで公開しているかは、提供元によって違います。この記事で渡し方まで確かめられたのは一部です
  • 会話が長く続いたときに日付が更新されるかどうかは、公開されている資料からは分かりません
  • 上の文の言い回しは、この記事で決めたものです。提供元が定めた書き方ではありません
  • Excelの手順はWindows版の画面の名前で書いています

まとめ

  • 日付が要る質問は、今日の日付を自分で書いてから聞く
  • 返事に書き写された今日の日付が、自分が書いた日付と同じかを見る
  • 正しく答えるときとずれるときがあるのは、時計は持たないが日付は文章で渡っているから
  • 渡るのは会話が始まるとき。日をまたいだ会話は、新しく開き直す
  • 時刻は日付とは別の話で、この方法では直らない
  • 「なぜ間違えるのか」をAI本人に聞かない。仕組みの説明は誤ることがある
  • 日数と曜日だけならExcelで出せる

コメント

タイトルとURLをコピーしました