いま映っている最中なら、ここを押す
メモが映っている画面の上部にある[表示設定]を押し、発表者ツールとスライドショーを入れ替える項目を選びます。
Macは発表者ツールの上部にある[ディスプレイの入れ替え]です。
スライドショーは止めなくて構いません。押した時点で手元とスクリーンが入れ替わります。
TeamsやZoomで共有しているときは、押す場所が違います。この記事の後半にあります。
発表者ツールは、手元の画面にだけメモと次のスライドを出す機能です。
押すボタンは発表者ツールの画面についているので、逆になっているときはスクリーン側にあります。
マウスをスクリーン側まで動かしてから押してください。
Microsoftのページの表記は「発表者ビューとスライドショーの切り替え」です。
画面によっては「発表者ツールとスライドショーを切り替える」と出ますが、同じものです。
この記事に出てくる言葉
- 発表者ツール … 手元の画面だけに次のスライドとメモを出す機能。聞き手にはスライドだけが出る
- 拡張 … 2つの画面を1つの広い机のように使うこと。画面ごとに別のものを映せる
- メインディスプレイ … Windowsが「こちらが主」として扱っている画面
本番前の3分チェック(上から順に)
プロジェクターや外部モニターにつないだら、この順に確認します。
Windowsの場合
- Windowsキー + P を押し、出てきた一覧から[拡張](2つの画面に別々のものを映す設定)を選びます。
- PowerPointの[スライドショー]タブを開き、[モニター]にある[発表者ツールを使用する]にチェックを入れます。
- 同じタブの[設定]にある[スライドショーの設定]を押します。開いたダイアログの[複数モニター]で、[スライドショーのモニター]を[自動]にして[OK]を押します。
- [スライドショー]タブの[最初から]を押して、本番の前に1回出してみます。
4番を飛ばさないでください。
本番の1枚目で気づいても、直す余裕はありません。
Macの場合
- アップルメニューの[システム設定]→サイドバーの[ディスプレイ]を開きます。外部ディスプレイを選び、[使用形態]を[拡張ディスプレイ]にします。
- [PowerPoint]メニューの[環境設定]→[出力および共有]→[スライドショー]を開き、[常に2つの画面で発表者ビューを開始する]にチェックが入っていることを確認します。
- [スライドショー]メニューから[発表者ビュー]を選んで1回始め、どちらの画面に何が出るかを確かめます。
1番はmacOS Ventura 13以降の画面です。
Monterey 12以前は[システム環境設定]→[ディスプレイ]→[配置]タブで[ミラー表示]のチェックを外します。
それでも手元とスクリーンが逆になるときは、発表者ツールの上部にある[ディスプレイの入れ替え]で入れ替えます。
Microsoft Q&Aには、Macで[スライドショーの設定]→[モニター設定]の[スライドショーのモニター]を[自動]にして直ったという報告があります。
どうなっていれば正解か
手元の画面にメモと次のスライドが出て、スクリーンにはスライドだけが出ていれば正しい状態です。
逆になっていたら、冒頭の切り替えで戻ります。
それでも逆になるなら、メインディスプレイを見る(Windows)
Windowsの3番を[自動]にしても逆のままなら、プロジェクター側がメインディスプレイになっている可能性が高いです。
スタートボタンやタスクバーが出ているほうが、いまのメインディスプレイです。
Microsoftのページによると、[自動]のときPowerPointはノートPCのモニターにメモを出し、それが使えないときはメインディスプレイに出します。
プロジェクター側がメインになっていれば、[自動]でもそちらにメモが行きます。
直し方
- [設定]→[システム]→[ディスプレイ]を開きます。
- 並んでいる画面の絵から、手元のPC画面のほう を選びます。どちらか分からないときは[識別]を押すと、各画面に番号が出ます。
- [複数のディスプレイ]を開き、[これをメインディスプレイにする]にチェックを入れます。
タスクバーが手元の画面に移れば成功です。
もう一度[最初から]で出して確かめてください。
時間が無いときは、発表者ツールごと切る
Escキーでスライドショーを抜けてから、[スライドショー]タブの[発表者ツールを使用する]のチェックを外します。
両方の画面にスライドだけが出るので、メモが読まれる事故は起きません。
メモは紙かスマートフォンで手元に置きます。
Macは、プレゼン中であれば発表者ツールの上部にある[スライドショーの使用]を押すと閉じられます。
始める前に切るなら、[PowerPoint]メニューの[環境設定]→[出力および共有]→[スライドショー]で、[常に2つの画面で発表者ビューを開始する]のチェックを外します。
画面が1つでも発表者ツールは出せる
Windowsは、スライドショーを始めたあと、画面の左下に出るコントロールバーで、点が3つ並んだボタンを押します。
Macは、[スライドショー]メニューから[発表者ビュー]を選びます。
問題になるのはオンライン会議で、この状態のまま画面全体を共有すると、メモはそのまま相手に届きます。
入れ替える先の画面が無いので、冒頭の入れ替えでは直りません。
発表者ツールを出さないまま話すか、ウィンドウ単位で共有します(次の節)。
TeamsやZoomのときは、直す場所が違う
オンラインで起きる場合、直す場所はモニターの設定ではなく共有のしかたです。
「画面全体」や「デスクトップ」の単位で共有すると、その画面に出ているものは発表者ツールも含めて相手に届きます。
Teams
会議コントロールの共有ボタンを押し、[PowerPoint Live]の一覧からファイルを選びます。
PowerPoint Liveは、画面ではなくスライドそのものをTeamsに渡す共有のしかたです。
一覧にファイルが無ければ、[OneDriveを参照]か[マイコンピューターを参照]から開きます。
相手にはスライドが出て、自分の画面にはその横にメモが出ます。
画面が小さいと、そのメモは最初は隠れています。
共有しているウィンドウを選んでから Ctrl + Shift + X を押すと出てきます。
PowerPoint Liveを使わないなら、[画面]ではなく[ウィンドウ]を選び、スライドショーのウィンドウだけを共有します。
ただしTeamsのページには、画面やデスクトップ全体を共有すると[スライド コントロール]が使えなくなるとあります。
これはスライド送りを最大20人まで他の参加者に任せられる機能で、自分がスライドを送る操作ではありません。
Zoom
Zoomのページは3つのやり方を挙げています。
画面が2つあるとき
[画面の共有]で 主モニター(どちらか分からなければ、PowerPointが開いているほう)を選んで共有します。
そのあとPowerPointに戻り、[スライドショー]タブの[最初から]か[現在のスライドから]で始めます。
共有する側を間違えたら、冒頭の切り替えで入れ替えます。
画面が1つで、メモを手元に置きたいとき
[スライドショー]タブの[スライドショーの設定]を開き、[種類]で「出席者として閲覧する(ウィンドウ表示)」を選んで[OK]を押します。
そのうえでスライドショーを始め、Zoomの[画面の共有]で PowerPointのウィンドウだけ を選びます。
スライドが全画面にならない代わりに、メモや他のウィンドウを自分の画面に置いたまま話せます。
画面が1つで、スライドを全画面にしたいとき
[画面の共有]でモニターを選んで共有し、PowerPointに戻って[スライドショー]タブから始めます。
ただしこれは画面全体の共有なので、発表者ツールを出すとメモも届きます。
このときは発表者ツールを出さないまま話します。
検索して出てくる説明が割れている理由
この症状を検索すると、直す場所が2通り出てきます。
どちらも間違いではありませんが、片方だけを試して行き止まりになる人がいます。
| 言っていること | 直せと言っている場所 |
|---|---|
| 個人ブログやイベント会社の記事に多い | Windowsの表示を「複製」(2つの画面に同じものを映す設定)から「拡張」に変える |
| Microsoft Q&Aで解決した例(2019年・MacBook Pro/同じ質問が300件以上) | PowerPointの[スライドショーのモニター]を[自動]にする |
| Microsoft Q&Aの回答(2023年) | PowerPointとWindowsの両方を順に見る |
Microsoftのページによると、スライドショーに入るとPowerPointが表示の設定を自動的に「拡張」へ変え、終わると元に戻します。
「複製か拡張か」は2つの画面を別々に使うための前提で、どちらにメモを出すかを決めているのは別の設定です。
だから拡張にしても直らない人がいて、その人は(Windowsなら)メインディスプレイを直すと解決します。
この記事で確かめた範囲
- 操作の名前・手順・画面のどこにあるかは、公開されている情報に書かれている範囲です。細かい見え方はバージョンや機種で変わります
- [これをメインディスプレイにする][複数のディスプレイ]は、Microsoft Q&A(2024年)の回答の表記です
- [複数モニター][スライドショーのモニター]は、Microsoft Q&A(2023年)の回答の表記です
- Macの[使用形態]というメニュー名は、Appleのサポートページによります
- [拡張ディスプレイ]という選択肢名はAppleのページに無いため、モニター販売店の設定ガイドで確認しています
- Mac版PowerPointの手順は、Microsoftのページのマック版と、Microsoft Q&A(2019年)によります
- Monterey 12以前の経路は、Microsoftのページの表記が[表示]ですが、この記事では[ディスプレイ]と書いています
- Zoomの手順は英語のサポートページを読み、PowerPoint側の項目名は日本語版の表記に置き換えています


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